やはりPearl Jamは私の心の支えだ!映画『PJ20』にブラボーの拍手を!

現在東京、名古屋、大阪、福岡で1週間限定公開中の『PJ20』。都内で唯一上映されている六本木ヒルズで鑑賞してきました!ほんとは9月に一日だけあった先行上映に飛んで行きたかったんだけど…とにかく、とにかく感動、感激、感謝の気持ちで涙も溢れんばかりの興奮しまくりでした!!

私と彼らの出会いは、これまでも何度かいろんなとこに書いてますが新宿の新星堂でした。店にかかってた「Alive」との衝撃的出会い!今でも鮮明な記憶にあります。店員さんに思いきって尋ねると、まだアルバムはリリースされてないということ、米国で人気らしいという2つの情報を得たのでした。で、それからはもう指折り数えて「Ten」日本盤の発売を待ちましたねえ。手に入れた時の嬉しさも爆発的なものでした。カバーデザインにまず惚れ、エディの知的な美しい顔に惚れ(笑)、最大の衝撃はそのへビィな音楽性でした。当時ヘビーメタルやハードロックも人気あったけど、私はイマイチ興味が持てなかった。でも、彼らの音楽はそれらの音楽の持つ破壊的衝動を持ちながらどこか知的でポップで…とにかく全て新しかったのです。まだグランジなんて言葉がなくてへビィロックとか呼ばれてたかな。それまでずっとUKロックしかほとんど聴いてこなかった私がUSロックに出会うきっかけとなったのが彼らです(彼らの後、しばらくへヴィな臭いのするレッチリとかも好きでした。Neil Youngを聴いたのもPearl Jamつながり。同時期彼らの次にR.E.M.も好きだった)。ただ悲しかったのは、学生時代からもう音楽馬鹿としかいえないほど友人ともロックの話ばっかりでしたが、Pearl Jamの話題を出しても余り通じないんです。Nirvanaは知ってるのに(苦笑)。何故日本で受けないの??これは今にしてもわかんないです。ああ、再来日はいつのことやら…

なのでPJの成長は私の人生とも常にリンクしてきました。映画では20代の彼らのういういしい映像が沢山出てて自分の20代を思い出してとりとめもない記憶が鑑賞中出てきました。「Yield」リリースの頃は子育てで大変だったなあとか「RIOT ACT」の時は来日が決まって大喜び(初来日は仕事で断念したので)したんだっけなあとか。
いやあ、20年って長いですね。10年一昔というけれど青春は遠くなりにけり〜ですよ(苦笑)。でも、確かに歳は食ったけど彼らと同様、ほとんど変わんないライフスタイルだなとも再確認しました。勿論子どもがいる生活というのは大きいけど、プライベートなお金の使い方ってずっと音楽と映画なんですよ。たまに旅行。
エディたちもルックスこそ変わりましたが(いやいや今でもカッコいいですよ笑)、同じメンツでずっと音楽をやり続けるってほんとすごい事です。彼らと同時期にデビューしたバンドで現在も同じメンバーで活動してるのってどれだけいるんだろう。ほとんどいないでしょうね。

なんだかつい、たらたらとどうでもいいプライベートな事を書きました。映画的な感想としてはキャメロン・クロウ監督よくやった!っていう拍手です。彼は若き日のPJも登場する『シングルス』の監督でもあるけど、彼らとの古くからのよい付き合いがここまでバンドの深層心理まで踏み込めたんでしょうね。PJ結成前にジェフとストーンが組んでた Mother Love Boneの映像、エディが真にバンドメンバーとして通じ合えるキッカケになった出来事、チケットマスターとの闘い、バンドの危機にニールが良き人生の大先輩になった経歴、オーディエンスの悲しい死亡事件…グラミー賞をとり、何度も全米チャート1位になったビッグバンドの大波小波をエンタティメントとしてもテンポ良く描ききってます。

こんなに面白いのにたった1週間の公開とはモッタイない!でも、日本で、大画面、大音量でPJを観れたのはほんと嬉しかったです。公開してくれた東宝シネマズに感謝せねば。
で、絶対DVDを出して下さいね。当時のグランジシーンに興味を持ってる方も興味深いと思いますよ。あ、最近再結成したSoundgardenのファンもね。

『PJ20』オフィシャルサイトコチラ
東京、名古屋、大阪は21日までですが、福岡は22日〜28日までです!未見の人是非!

Pepper Rabbit「Red Velvet Snow Ball」

↓のライブ感想にも取り上げてますが今回のロス旅行で偶然ライブを観る事になったUS2人組Pepper Rabbit。すっかり気に入って早速新譜を聴きました!ryu--kaさんに日本盤も出てることを教えてもらい、ボートラ2曲や解説をお目当てに購入。すっかり気に入りました♪ほんと爽やかでちょっとメランコリックでカリフォルニアのいい風に当たった感じです。またまたいいバンドに出会いましたよ。

私は彼らを知らなかったのですがこの新譜は2ndなんですね。たった半年でリリースというからハイペースだなあ。
メンバーはもともとソロアーティストだったザンダー(Xander)とドラムスのリュック(Luc)。ライブではもうひとりベーシストがいたけどサポートメンバーだったんですね。ザンダー君はいろんな楽器を扱うらしくライブでもギターやキーボード弾いてましたが、アルバムではウクレレクラリネット、ホーンなど11種類もの楽器を扱ってるとか!いやー、多才ですね。
Pepper Rabbitとして本格的に活動を始めたのは2009年。現在はロサンゼルスに拠点を移してますがニューオリンズで結成されたとのこと。
年齢がよくわかんないのですがまだ20代でしょうね。ふたりとも誠実でマジメな印象。ちょっとThe Dodosのふたりを連想しますな。
バンドのサウンドカテゴリについてはチェックするとやはりエクスペリメンタルミュージックって扱いなんでしょうかね。Mercury RevThe Flaming Lipsなどが例えとして挙げられてますが2ndしか聴いてない私の耳にはMGMTとSunset Rubdownを足して2で割ったような感じかな。トロピカルでハッピーなんだけど一筋縄でいかないアイロニカルなひねりが入ってるのがちょっと知的というか。まあ、私のツボです。で、歌詞はというと、ズバリ暗いです。あれー、このサウンドにこの孤独感?そのへんが熱唱するラテンな顔立ちのザンダー君の甘めのボイスとからんで複雑な構造をなしてるんですね。面白いです。
今後も彼ら、追っていきますよ。地味な存在だけど。第二のSunset Rubdown的存在として(笑)

てことで、Pepper Rabbit「Red Velvet Snow Ball」はお勧めです!粒そろいな楽曲たちで、何故もっと日本で話題にならないのか不思議。もったいないです。

Red Velvet Snow Ball
Red Velvet Snow Ball
posted with amazlet at 11.10.13
Pepper Rabbit
Fastcut Records (2011-08-03)
売り上げランキング: 62621

Pepper Rabbit - Harvest Moon

Pepper Rabbit - Older Brother

音質が悪いですが名曲です。是非CDで味わって下さいまし。

ロサンゼルスでインディバンド観てきました!

あっという間の1週間でしたが、ロサンゼルス旅行から無事帰還しました♪帰りの電車で「円高効果でロスの日本人観光客急増」というニュースが流れてて納得。確かにどこ行っても日本人いました(笑)ネットでは治安が悪いとばかり出てましたが観光地やショッピングタウンにふらふらする分には全くの杞憂でしたよー。

たとえば…
サンタモニカに路線バスで行ったのですがバス停がわかりにくく困ってたらヒスパニック系の移民のおじいちゃんと「トランスフォーマー」の映画を観た帰りらしい小学生位のお孫さんにとっても親切に教えてもらったり、今どこ走ってるのか表示がないので隣の女性に聴いたらやはり気持ちよく降りるバスストップの時期を知らせてくれたり、勿論スリにもあわずとても心地よい旅でした。
ロスは砂漠に近い気候で雨がほとんど降らず毎日昼は27度位あるのですが太陽が近くて、とにかく青空が抜けるように青い。雲も少ないです。湿気は全くないので日陰はひんやりしてて気持ちいい。

サンタモニカは有名なビーチシティ。波は穏やかで綺麗な海!平日というのに結構な人出で、泳いだりヨットに乗ったりサーフしたりと思い思いに皆遊んでます。ビーチサンダルに半パン、Tシャツというラフな格好の人ばかりですが、そういえば大体どこの街でも皆さんラフな格好でしたねー。街路樹はヤシの木だし、まるで南の島のような感じ。
歴史のある遊園地もあるし、Tシャツやビーチサンダル、キーホルダーなどのみやげもの店も田舎の雰囲気でのどかです。ストリートミュージシャンも数人いていろんな音が流れてましたがビーチの雰囲気を壊さないよう選曲に気遣ってるみたいでしたね。私はニール・ヤングにちょっとお顔が似てたギター弾きのおじさんにチップをあげました♪
そういえば、似顔絵描きのひとがいたのですが、絵をみると日本の似顔絵とやはり似てるんです。不思議だったなー。
ソフトクリームを食べたんだけどやっぱり日本より全然ビッグサイズ。米国ではソフトドリンクもカップの大きさはレギュラーサイズが日本でいうLなんです。なので飲みきれずに捨てるのがもったいないなっていちいち思いましたが(苦笑)

それとロスといえばディズニーランドが有名ですが、そこには行かず、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドに行きました。
正直大阪のUSJとは段違いの面白さでしたね!!まあ当たり前ですか、こちらは本物のスタジオがあってそこを回るスタジオツアーがあるのです。
ただ、VIPツアーでないとスタジオの中はみせてくれないので外につくってある街のセットとかをめぐるツアーです。そう書くとつまらないようですが、勿論ユニバーサルですからアトラクションを次々に仕掛けてくれてます。
何台かのトラム(20人乗り位のオープンカーのようなもの)に乗って出かけるのですが、これがただの車じゃないのがミソです!
走ってると突然車のスタンドが突っ込む寸前で止まったり、トラム自体が上下に揺れたり、水の上を走ったり。とにかくすごい面白い!

一番の目玉は3Dのキングコングに襲われる衝撃ですね。例のメガネをかけてトンネルに入ると、でっかいキングコングがほんとに襲ってくるんです。すごいうなり声を出して。これは体験しないと伝えにくいけど怖い怖い。トラムも左右上下に揺れるし、臨場感半端ないです!
あとは、駅の改札のセットに入っていくと突然ほんものの洪水が襲ってきたり(水流すごい)、火がぼんぼん車を囲んでついたり、ジョーズがすぐそばを泳いできたりとハラハラドキドキの体験でした。かなり長く感じられたから40分位はあったんではないかなあ。途中でヘンな日本語の(笑)日本の街も通りましたね。どこかで実際使われてたような自販機とか看板も並んでて笑えた。さすがに長蛇の列で入場しただけの事はあります。もう一度行きたかったー

あと、有名な辛口アニメのザ・シンプソンズのライド、楽しかったです。ここも3Dでまるでアニメのキャラクターと同じ世界に迷い込んだような錯覚。デザインのセンスもポップで明るくてほんとアメリカだなーって感じでした。他にもシュレック4D(なにが4つめなのかと思ったらシートの仕掛け)、ジュラシックパークターミネーターと、全部じゃないですが大体周って充実した一日でした。

他にはワーナーブラザーズのVIPツアーてのも参加しましたよ!ユニバーサルと同じ位のお金なんだけどここは素朴にスタジオをいくつかみせてくれるだけ。
撮影中のスタジオには当たらなかったけど、使用中のセットをいくつかみました。人気ドラマ「フレンズ」とかね。ここに来た目的は映画「ダークナイト」で使用したバットマンやジョーカーの衣装や小道具、バットマンカーを観る事!ジョーカーの衣装をみてヒースの事を思い悲しかったけど…夢は果たせて感慨深かったです。

さらに現地のツアーでハリウッド俳優たちのビバリーヒルズ豪邸めぐり(笑)やチャイニーズシアターで超有名俳優たちの手形足型を拝見したりとミーハーに楽しんできました。とにかくあちらは車がないとどうしようもないので、テーマを決めてガイドつきのツアーに参加するのは効率がいいですね。ツアーといっても私達二人だけだったので予定外の「ハリウッド・ロックウォーク」(ギターセンターという大きな楽器店の正面にずらりと有名バンドの足跡がある。超有名大物米国バンドマンたちの中に何故か?某日本人の二人組の手形プレートもあった笑)にも寄ってもらったりね。いやあ、楽しかった!

あとはショッピングですね。やっぱり円高の恩恵最大限受けないと(笑)。
まあほとんどのブランドは日本進出してるので目新しくはないのですが、カワイイ!と食いついたのはBath & Body Worksというチェーン店。The Body Shopをもっと若いコ向けにしたというか、チープでユニークなお店です。アップルパイとかストロベリーチーズケーキとかのお菓子の香り、フルーツの香りのハンドソープ!パッケージもカワイイし、とにかく珍しくて数本買っちゃいました。日本ではまだ通販でしか手に入らないみたいだけど原宿あたりに出店したら人気出ると思うな。

                                                                                                                                    • -

さてさて、やっと本題。今回の日程は残念ながら好きなバンドのライブと全然かぶらずがっかりだったんですが、とりあえずロスのライブハウスってどんなものかと行って来ましたよ。
場所はロス郊外の公園の一角にあるThe Echoという150人ぐらいのキャパのホール。こじんまりとしてますが9月のスケジュールをみるとSurfer Blood や Handsome Fursなんかが来ててなかなか人気のハコのよう。ドリンク代も強制徴収されず日本円で1000円ちょっとです、安!(まあタクシー代が高かったけど)。
今回観る3つのバンドは全く知りません(爆)。ただ、試聴して最初のふたつのバンドがなかなかよかったので来てみたわけ。ホテルから遠いし最後のバンドまでみると夜中になるので2つめの途中で退場したのが惜しかった!とにかく始まるのが22時過ぎと遅いんですもん(泣)。交通も不便だしみんな車で来てるんでしょうねえ。イベントの詳細はコチラ

で、感想です。トップバッターのPainted Palmsは2人組(ライブではドラマーを加えて3人)、サンフランシスコの出身で、Secretly Canadian所属の新人バンド。Secretly CanadianでEPデビューというだけでそそられます!うん、聴いた感想は、まだまだういういしいしくてライブ慣れしてない感じだけど心地よいトロピカルな眠気(?)を誘って人気出そうではあります。とにかくメガネ君が音楽オタク〜って感じでいいですね(笑)。

Painted Palms - Falling Asleep (Live on KEXP)

↑ボーカル髭そってサッパリで、モテそうでしたよ〜


個人的に結構気に入ったのは次に登場したPepper Rabbit。Grizzly Bearも所属のKanine Recordsの新人でロス在住の2人組(ライブではサポートのベース入れて3人)。レーベルのプロフィール写真より今はだいぶイケてます(笑)30分位で帰らなくてはならずほんと惜しかった!マイスペをみると2005年登録とあるから結構下積みしてるのかな。ボーカルの声もかなり力強く、キーボードもパワフルに弾きまくってましたね。彼らが出る頃にはオーディエンスもかなり集まってましたし盛り上がってました。そういえば、ボーカル君どことなくWolf Paradeのスペンサー君に似てた!(笑)新譜買ってみようと思ってます。

Pepper Rabbit - Red Wine (Live on KEXP)

Pepper Rabbit - Harvest Moon (Live on KEXP)

オーディエンスのファッションはバラバラでしたが(さすがにパンクスはいないけど)、多かったのはインディバンド好きを公言するような黒縁メガネでチェックチャツてな感じの男のコが多かったかな(笑)。バーのバイト君と今度来るアーティストの話してたりマニアックな音楽ファンが結構いたような感じです。

ご無沙汰中。

わ。1ヶ月近くブログ触ってませんでした!

そういえば、あんなにPearl Jam20周年のライブに渡米したい!って騒いでいたのに、時期思いきりずれますが来週ロスアンゼルスに旅行します。本当はライブ目当てで行きたいのですが今回は親族と行くのであくまでもベタな観光が目的です(くすん)ちょうどこの時期興味のあるバンドのライブはなくてひとつだけちょっと気になった新人のインディバンドを観てきます。勿論、ひとりで。もう意地ですな(笑)
同じライブ会場でもうすぐBright Eyesもプレイするのに日程が合わない(泣)

てことで、ちょっと治安が心配なロス滞在。1週間とはいえ、無事に帰ってこようと思います。うまいとこマイレージを貯めて来年こそは単独でライブ三昧のツアーに行けるといいな。

The War On Drugs「Slave Ambient」

秋はこれからリリースラッシュが続きますねえ。いやあ、忙しいけど楽しみ!
今日は最近気になったUSフィラデルフィアのバンド、The War On Drugsの新譜「Slave Ambient」が届いたので聴いてるとこです。
レーベルがHere We Go MagicやThrow Me The Statueと同じSecretly Canadianだけあってとてもナチュラルで透明感のあるサウンドです。
ロン毛のボーカルAdam Granducielさんがこれまたボブ・ディランを彷彿させる素敵な声を持っていてとっても耳になめらかに入ってきます。ちょっとシューゲ入ったようなギターの音色も心地よい。夏の終わり、疲れた身体をゆっくり休めながらどうでしょう、ってなアルバムです!
私的にビビっときたのはやはりキャッチーな「Baby Missiles」ですかね。「Black Water Falls」もじっくり聴かせるフォーキーな楽曲で好き。



Slave Ambient
Slave Ambient
posted with amazlet at 11.09.01
War on Drugs
Secretly Canadian (2011-09-06)
売り上げランキング: 5240

The War On Drugs - "Baby Missiles" (Official Video)

The War on Drugs - "Come to the City" (Official Video)

A Needle In Your Eye

FUJI ROCK FESTIVAL2011.7.31

それにしても…今年のフジの最終日は私にとって神!的なバンドが3つも揃ってくれました。Cake、 Wilco 、そしてクロージングがThe Music!!
この3つのバンドの為に老体にムチ打って苗場まで出掛けたんだなあ(笑)。これまでも「今年が最後でしょ」と相方に言われつつ来てるんですが、いやいや同い年の友人などは富士山の頃から毎年3日間皆勤賞なんだよー?まあ、毎年足腰の弱さは感じるんですが、でも不思議と当日身体は軽いんですよねえ。クロージングでは泥沼みたいな足場をもろともせずに踊り狂ってたし…えと、勿論2日たったあたりで痛くなるんですが(苦笑)懲りないようです。まだまだ!

しかし、年々、知らないバンドを沢山観てやろう、といった気概は減ってますな。今回も新潟が大雨と知ってぬかるみと大雨を覚悟してたので宿でゆっくりしすぎてYMOが始まるまでオアシスでThe Musicへの寄せ書きをしたりレッドでのんびり座ってたりとゆったりしまくってました。

YMO世代というと思いきり歳バレですが、ハイ、そうですー。ただ私はファンという訳でもないので大物の彼らを懐かしく途中まで聴いておりました。さすがに聴いた事のある曲ばかりで感動!「ライディーン」は嬉しかった。
で、彼らのファンって私より年上も沢山いるし、まだまだフジも大丈夫!などとヘンな自信をつけつつ、ホワイトのCakeへ。
05年にCakeをグリーンで観て一層ファンになってしまった私、今回も楽しみでしょうがなかったです!なんかハードボイルドな硬派なんだけどユーモアもある素敵なオヤジたちなんですよね。大好きなんだなあ。
で、ライブの感想をひとことで言えば前回より数段楽しかった!面白かった!もうニコニコ笑えてきてハッピーだったなあ。オーディエンスを左右真ん中に区切っていろんなコール&レスポンスをさせるんだけどこれがもう楽しくて楽しくて!勿論サウンドの方も文句なしの上手さ!カッコイイです。ああ、ほんと大好きです、Cake!集まった皆の顔、みなイキイキとして良かったよ。ファンも素敵!
彼らのツイートを毎回読んでるんだけど福島の放射能汚染の事とか心を痛めてくれていてほんとに尊敬できるひとたち。単独来てほしいなあ。

そして、昨年遅まきながらファンになり単独ライブも堪能したWilco!予想通りジェフたちの音楽に対する真摯なプレイは目を見張るものがありました。ネルスのギターテクニックすごいなあと改めて驚嘆。でも、私はジェフのあたたかな声に魅かれるなあ。ラストまでいたかったけどどうしても文字通り日本でのラストライブになるThe Musicの時間が気になって仕方なくて、残念なんだけどライブに浸りきれなかったかも。てことで余り覚えてません!うわあああモッタイナイです。勿論秋に出る新譜も予約して楽しみだし、改めて単独も期待してます。

そして、これが本当に最後になっちゃうの?なThe Music。フジに来たのは彼らが発表されたから。彼らの大好きなフジでお別れを言おうと思いちょっと無理しました(今年はちょっと体調が良くなくて行く気なかった)。
ライブが始まる前のクロージングの人の多さに正直驚きました。いつもより明らかに多い!クロージングというよりオオトリといっていいのでは〜しかも皆最終日で疲労も限界にきてるだろうに、彼らの登場に立ち上がってものすごい歓声をあげてくれた。私はフジを大好きなThe Musicにフジロッカーたちもちゃんと愛を持ってこたえてくれたんだな、じーん、ときました。私は最前列まで行く気力はちょっとなくて真ん中あたりにいたんだけど、スクリーンでロブの表情を時々みながらこれまでの彼らのライブの記憶の断片が次々と浮かんできて気がついたら泣いてました…でも、ファンとして出来る事は最後まで思いきり身体ごと楽しむ事だと思い直し、大声で歌いながら踊ったよ。セットリストは渋谷とほぼ同じだけどラストに「The People」を持ってきたのは大正解だった。この曲こそ、彼らのナンバー1だもの。皆もこの曲で終りにするのが納得だったと思う。アンコールはなし。いさぎよい去り方でした。

ロブは途中感極まって泣いてる?ようなところもあったし、途中の「マジヤバイ」の連発は本心からの嬉しさ、ファンへの感謝の気持ちなんだろう。そして、これまでTheMusicとしてバンドを続けてきてよかったという感慨もあっただろう。いつも何度も言ってくれる「アリガトウゴザイマス」もほんとにこちらの胸にせまる話し方だった。そして最後のライブでのロブはポロシャツでなくて昔みたいなふわっとしたパーカーでよかったなあ。とても自然体なロブにとてもよく似合うもの、こちらのファッションの方が絶対。彼らがステージからいなくなって、私はボーっとその場にたちつくしてました。日高さんが「彼らはここで散りたいと言ってる」と言って、改めて涙が溢れてきた…最後はフジというよりThe Musicのライブ会場を後にしたという気持ちになって歩きました。
さようなら、The Music。これからもあなたたちの音楽はずっと大切に聴いてゆくよ。

The Music@SHIBUYA-AX 2011.7.27

随分時間が経ってしまったけど思い出の記録。私にとって辛いけどとても楽しみでもあった来日公演。08年の時のように新譜をひっさげての復活ライブでないからか、ぎゅうぎゅうに集まったオーディエンスのみんなも、なんとなく感傷的な気持ちでいたような気がします。

もともと、The Musicの最大の魅力は、全く彼らを知らなかったような人でもひとたび同じ場にたてばたちまち強力なグルーヴに巻き起まれ、知らない間に身体が動き出して熱狂の歓喜に踊り狂っていた、そうゆう得体の知れないパワーにあったと思います。だから、今日が東京での最後のステージであることを知ってる彼らはそのパワーに触れ合うのもこれで最後なんだ、という寂しさをライブ中踊りまくりながらも皆で共有しあえたような、そんな感じがします(これが最大数値になった!と感じたのは次のフジなんですが)。

この日の彼らはラストのフジと比べても演奏の完成度はかなり高かったと思います。私が初めて彼らのライブを観た05年に比べ、本当にプロのミュージシャンらしいきっちりとしたプレイをしてました。
やはり彼らの思いでもまだラストひとつ手前という冷静さがあったのかもしれない。とにかくロブの声は安定してよく出てました。アダム、フィル、スチュもそれぞれ職人的プレイで落ち着いてたな。

それにしても、これまでずっとずっと聴きたかった「The Dance」が聴けて嬉しかった!!彼らがこの曲をプレイしていたのはデビュー後すぐで、当時はまだほんの少年のような彼らだったでしょう(このライブを日本で観れた方たちがほんとにうらやましい)。そして彼らがツアーで再びプレイしたのはすっかり大人になり解散を決めてのラストツアー。なんだか彼らの成長を受けとめた運命的な曲のような…
セットリストは、これまでの彼らの軌跡をみわたせる、素晴らしい楽曲たち。なんとこの日初めてアンコールも体験!
彼らの雄姿を全体が見渡せる場所でしっかり見て来ました。多分フジではロブばかり集中するような気がして、いつも残念ながらみえないフィルやスチュ、そしてアダムも記憶にとどめましたよ。そして、私は彼らの姿を次に最後にみることになってしまう…

ロブは「Tokyo is beautiful!」と言ってくれた美しい夜。
The Dance
Take The Long Road Walk It
The Trurh Is No Words
Freedom Fighters
Fire
Human
The Spike
Welcome To The North
Drugs
Too High
Strength In Numbers
Getaway
The People
Bleed From Within
(アンコール)
Walls Get Smaller