The Music@SHIBUYA-AX 2011.7.27

随分時間が経ってしまったけど思い出の記録。私にとって辛いけどとても楽しみでもあった来日公演。08年の時のように新譜をひっさげての復活ライブでないからか、ぎゅうぎゅうに集まったオーディエンスのみんなも、なんとなく感傷的な気持ちでいたような気がします。

もともと、The Musicの最大の魅力は、全く彼らを知らなかったような人でもひとたび同じ場にたてばたちまち強力なグルーヴに巻き起まれ、知らない間に身体が動き出して熱狂の歓喜に踊り狂っていた、そうゆう得体の知れないパワーにあったと思います。だから、今日が東京での最後のステージであることを知ってる彼らはそのパワーに触れ合うのもこれで最後なんだ、という寂しさをライブ中踊りまくりながらも皆で共有しあえたような、そんな感じがします(これが最大数値になった!と感じたのは次のフジなんですが)。

この日の彼らはラストのフジと比べても演奏の完成度はかなり高かったと思います。私が初めて彼らのライブを観た05年に比べ、本当にプロのミュージシャンらしいきっちりとしたプレイをしてました。
やはり彼らの思いでもまだラストひとつ手前という冷静さがあったのかもしれない。とにかくロブの声は安定してよく出てました。アダム、フィル、スチュもそれぞれ職人的プレイで落ち着いてたな。

それにしても、これまでずっとずっと聴きたかった「The Dance」が聴けて嬉しかった!!彼らがこの曲をプレイしていたのはデビュー後すぐで、当時はまだほんの少年のような彼らだったでしょう(このライブを日本で観れた方たちがほんとにうらやましい)。そして彼らがツアーで再びプレイしたのはすっかり大人になり解散を決めてのラストツアー。なんだか彼らの成長を受けとめた運命的な曲のような…
セットリストは、これまでの彼らの軌跡をみわたせる、素晴らしい楽曲たち。なんとこの日初めてアンコールも体験!
彼らの雄姿を全体が見渡せる場所でしっかり見て来ました。多分フジではロブばかり集中するような気がして、いつも残念ながらみえないフィルやスチュ、そしてアダムも記憶にとどめましたよ。そして、私は彼らの姿を次に最後にみることになってしまう…

ロブは「Tokyo is beautiful!」と言ってくれた美しい夜。
The Dance
Take The Long Road Walk It
The Trurh Is No Words
Freedom Fighters
Fire
Human
The Spike
Welcome To The North
Drugs
Too High
Strength In Numbers
Getaway
The People
Bleed From Within
(アンコール)
Walls Get Smaller