秋深まり、心に沁みる音楽。Beirut、Eddie Vedder、Wilco

ここの所急に寒さが増しましたねー。今年は個人的にとても多忙で、思ったよりブログに時間がかけられません。
もっとさくっとお気に入りの曲の事とか気になったニュースを書ければよいのですが…
映画も相変わらずマイペースで鑑賞してるんだけど感想メモでも書かないと忘れそう。最近はマフィア以上に冷血な犯罪集団を描いたイタリア映画『ゴモラ』がショック受けたかな。ほのぼのとした気分になりたいなと思って『くまのプーさん』なんかも観たんですが、どうも登場キャラを斜めにみてしまってダメです(苦笑)。今日観た『ミッション:8ミニッツ』はせつなさが緊張感と一緒に溢れてくる秀作SFで、こうゆうのは好きだなー。

ところで、ストーン・ローゼズまで再結成ということで最近再結成ばやりですね。私は彼らよりちょっとだけ年下っていう年寄り(爆)なので、若い子達のようには彼らを神格化してみてません。てゆうか、彼らのデビュー時にはイアンのカリスマぶったふるまいにむしろイラっとした程です。当時私は生意気なブリテッシュ・ロック馬鹿学生だったので友達と批判ばっかしてたのを思い出します。いやあ、私も若かったな(笑)。

さて、よた話はコレ位にして…最近リリースされた新譜でお気に入りなのは、ダントツでBeirut の「The Rip Tide」ですね。ゲストが強力だったのか来日チケットがあれよあれよと売り切れ、出遅れた私は呆然としてたら嬉しいことに追加発表が!今度は絶対ゲットします!!
彼らの事よく知らないのですが、米国人のザック君は東欧を旅した時に受けたイマジネーションがバンドのネームにしちゃう程強烈に響いたのでしょうね。
多分クストリッツアの映画も好きなんでしょうなあ。私もたった一度旧ユーゴのザクレブ(ベイルートにも足を伸ばしたかったなあ)やチェコを旅しただけで東欧の魅力にとりつかれてますからね。
哀愁の管楽器!管楽器はジプシーミュージックに欠かせない楽器ですね。彼の柔らかな声とじわじわと底からにじみ出てくるようなホーンのペーソスがロマンチックなメロディにからみついてたまらんです。

新譜「The Rip Tide」は全8曲でどれも3分4分台と短く歯切れがいい楽曲たちです。特に一曲めの「A Candle's Fire」なんかは鼓笛隊のようなドラミングがまるで東欧の森をマーチングしながら演じてるようにも感じとてもファンタジックですねー。
全曲何度聴いても飽きることがないんですが特に好きなのは「A Candle's Fire」「East Harlem」「Payne's Bay」「The Rip Tide」かな。あ、ラストの「Port Of Call」も壮大な展開がいいですねえ(ってほとんどじゃん笑)。


この秋リリースといえば、Wilcoもありましたね。初のセルフリリースということで記念碑的一枚でもあり。勿論期待を裏切らない出来でした。でも正直いうと、ちょっと優等生的?まとまり感があって冒険してないかな。前作の泥臭い程人間味溢れる「ガツン!」がなかったかもです。なんてエラそうに辛口でしたけど好きな曲(「Dawned On Me」「Born Alone」「One Sunday Morning」)とかもちらちら入っていて結局気がつけば聴いて落ち着く〜てな定番な彼らではあります(追記:おまけの4曲入りCDは絶対聴くべし)。

Whole Love
Whole Love
posted with amazlet at 11.11.14
Wilco
Anti (2011-09-27)
売り上げランキング: 2043



そうそう、我がPearl Jamのエディのソロアルバムをだいぶ前に購入したのに紹介してませんでした!
私、実はPJ関連のレビューはやりにくいんですよねえ。だってもう好きだからいいに決まってる!わけです(笑)で、客観的に書けないのでここはBARKSの感想をリンクさせときます。→「エディ・ヴェダー『ウクレレ・ソングス』は、ナチュラルながら力強い好作」その通り!男くさいウクレレです。恐ろしいジャケデザインで脅してるようにハワイアンダンスのおねえさんたちみたいな華やかなイメージは全くありません笑。でも癒されます♪

Ukulele Songs
Ukulele Songs
posted with amazlet at 11.11.14
Eddie Vedder
Republic (2011-05-31)
売り上げランキング: 24235