Perfume Genius、「素」の鍵盤の音色とともに。

Mike Hadreasという青年が紡ぐピアノの音。これは初めて聴いてびっくりしました。ピアノを奏でる有能なミュージシャンは何人も知ってますが、こんなに寂しく、美しく、静かで、ざっくりとした音は初めて。
私も下手ながら長くピアノを習ってきた経験がありますが、彼の経歴は知らないけど、まるで他人からの演習を経ずに全くの独学でメロディーを鳴らしている、そんな「素」な感じがするのです。
そしてその「素」な鍵盤の響きは、彼のとても細い、でも心の奥の方に何か情熱をたたえているような「声」と絶妙に交じり合って、まるで水彩画のようなサウンドになってる。彼に似た感じで思い出すのはElliott Smith
Perfume Genius、新年にまた素敵な音と出会いました(デビュー盤は各メディアで大絶賛だったのに、なぜかpvすら見ず、今日知ったという…いつもながら遅いなあ 笑。あ、RAYさんの昨年のベスト2位にあがってましたね!)。

'Learning' by Perfume Genius on Q TV

Neil Young cover helpless by perfume genius

Pitchforkのビデオ Perfume Genius-Dreem

こっそり追記:デビューアルバムをじっくり聴いてみましたが、彼の苦悩は主にセクショナルな事で深みを持ってるようですね。私には同性愛の知識は表面的なものだけですが、「生き辛さ」というファクターで捉えてみれば共感できるポイントもあるような。とにかく楽曲が素晴らしいです。